Art Translators Collective(アートトランスレーターズコレクティブ)
Art Translators Collective
2026.02 - 2026.03


Art Translators Collective(アートトランスレーターズコレクティブ=ATC)チームがSHORTSTAY Programで滞在制作中です。
PARADISE AIRではいつもできるだけ、日本語・英語どちらの話者でも参加できるようにイベントづくりや情報発信をしています。特にアート用語をきちんと伝えることは日本語でも英語でもとても難しい事ですが、言語のバリアフリーのために活躍しているのがこのチームです。
通訳・翻訳を通じて表現者に寄り添うだけでなく、今回は自分たちも表現者として(=アーティストとして)松戸に滞在しています。
ATCメンバーのひとりリリアン・キャンライトは、言語ではなく画像を使って、翻訳という行為を再考する実験的なワークショップを開催します。ノートパソコン一つがあればご参加いただけます。ない場合もスタッフがお手伝いできます。翻訳という行為の面白さをぜひ体感してみて下さいね。
日程:2026年2月11日(水・祝)
時間:14:00 – 16:00(13:30開場 パソコン操作の準備を開始)
会場:PARADISE AIR 5F ラウンジ
アクセス:JR・京成松戸線「松戸駅」西口より徒歩2分 MAP
募集人数:10名程度(当日先着順・予約不要)
使用言語:日本語、英語
持ち物:
当日使用するアプリケーションのダウンロード:https://linktr.ee/img.ws
このワークショップでは、映像・パフォーマンスを中心に活動し、翻訳者としても実践を続けているリリアン・キャンライトが、自身の近年の制作を紹介しながら、「画像を劣化させる」ことでイメージを生み出すいくつかの方法を、実際に手を動かしながら体験していきます。
リリアンの映像作品には、「画像の劣化(image degradation)」と呼ばれる手法がたびたび用いられています。これは、フィルターやエフェクトのように見た目だけを加工するものではなく、画像データそのものをあえて壊したり、崩したりすることで、イメージを変化させていく方法です。そうしたプロセスを通して、イメージは単に「加工」されるのではなく、より根本的なレベルで「翻訳」されていきます。
当日は、各自ノートパソコンと「少し壊してみたい」画像をひとつ持参してください。リリアンがいくつかの画像劣化のアプローチや使用するソフトウェアを紹介したあと、参加者自身がそれを試しながら、持ってきたイメージを変容させていきます。ひとつの画像から生まれる、いくつもの異なる「翻訳」を持ち帰ることができます。
翻訳とは、オリジナルを裏切ってしまう行為なのでしょうか。それとも、そこから新しい可能性が立ち上がることもあるのでしょうか。「完全に守られるべきオリジナル」と「それより劣ったコピー」という単純な関係をいったん手放して、ずれや歪み、変化そのものに目を向けてみることはできるかもしれません。
このワークショップは、身近な画像を扱う実践を通して、イメージや翻訳をめぐる問いを、気軽に、しかしじっくりと考えてみる時間です。
※このイベントは、リリアンさんが第一期生として修了した、東京藝術大学美術研究科グローバルアートプラクティス専攻の特別授業としても開催するものです
2026.02.05