マット・シェリダン
Matt Sheridan
2014.12 - 2015.02


招聘予定期間:2014年12月15日(月)〜2015年2月12日(木)
今年度の「ロングステイ・プログラム」は、テーマを「HERE(現在地)」とし、松戸の地域資源を活かしながら、時間的にも空間的にもまちの具体的な「場」と関わるプランを募集しました。
初年度の応募数は64通でしたが、今年度は世界65カ国153都市から合計253通の応募があり、表現分野もファインアート、パフォーマンス、プロジェクト、音楽と多岐に渡りました。
審査は、ゲスト審査員としてお迎えした住友文彦氏(アーツ前橋館長)、毛利嘉孝氏(東京藝術大学准教授)、木下勇氏(千葉大学教授)だけでなく、松戸まちづくり会議(松戸駅周辺の自治会・町内会の代表者で構成される団体)のPARADISE AIR運営チームと理事合同で、合計4回に渡り行いました。
審査の評価軸で重要視したのは、
①作家、作品の魅力
②実現可能性
③地域との親和性
です。
アーティストの滞在期間中は、トークやイベントなど、さまざまな企画が行われる予定ですので、詳細が決まり次第お知らせ致します。是非その際は松戸にお運びください。
新しい街に着いてその土地の地図を確かめるとき、自分のいる場所を指し示す「現在地」は、特定の地域のことでも地点のことでもなく、ある人がそのときそこにいることで存在する極めて主観的で一時的な場所です。それはある地点から別の地点に向かうための経由地であるかもしれないし、過去から未来へ移行するその瞬間を捉えるものなのかもしれません。
かつて宿場町だった松戸が、水戸から江戸へ旅する人々の一時的な「現在地」だったように、PARADISE AIRに滞在するアーティストも、日本の外からやってきて松戸で限られた時間を過ごし、その後別の場所に移動して行きます。単に「来て、作って、去る」ということでも「町の人と関わってくれればOK」ということでもなく、その人にしか訪れない「現在地」をどのように捉え、そこで何をするのか。地図とそれを手にする人の関係のように、客観と主観が共存する新鮮な出会いが松戸で起こることを期待しています。
2014.11.20