LONGSTAY Program 2020-21 —— 途中経過報告!オンライン・リサーチトーク
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<部屋を空けてお待ちしています>
PARADISE AIRでは毎年、様々なテーマや公募内容でLONGSTAY Program(ロングステイ・プログラム)を行なってきました。9回目となる今回のプログラムは、アーティストたちが松戸に滞在する時間のみに成果を求めるのではなく、松戸に来る前や帰っていった後も、時間の余白の中で松戸に想いを馳せる瞬間を見守ります。
PARADISE AIRを支えている松戸の寛容でしなやかな風土と、アーティストたちの接続を試み、実際に松戸にくることが難しいとしても、アーティストのための部屋を空けて待っています。
本プログラムの対象者は国内外を問いません。もちろん、現在日本に居住している方からの応募も歓迎です。また、最終成果物の有形/無形は問いません。アーティストだけでなく、キュレーター、リサーチャーなども幅広く応募することができます。12月25日【New】1月8日までにあなたのアイデアと一緒に応募してみてください。
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[12/10追記] この滞在プログラムはe-Residence(オンライン)とResidence(松戸にて)を組み合わせて開催されます。
選出されたアーティストは、オンラインのリサーチと松戸でのリサーチ・滞在制作を一連のプロジェクトとして実施することができます。COVID-19の状況により滞在制作期間に日本入国が叶わない場合であっても、滞在用の部屋はアーティストのために確保されます。
このロングステイプログラムの内容を考えている時に、藤原辰史さん(農業史研究者、京都大学人文科学研究所准教授)による『分解の哲学』*という本を友人より勧められ読みました。第6章「修理の美学――つくろう、ほどく、ほどこす」の中で、「時(とき)」というのは、「解く(とく)」という字が変化してできているという説があることを知りました。それは「あなた」と「わたし」が共有している間に積み重なる時間のことではなく、「わたし」が「あなた」を想う時に、時間が解体されて、時が発生するという考え方です。
「時を解く」ことを意識してみることが今回のLONGSTAY Programを楽しむアイデアなのでは、と想像しここで共有させてもらいました。2021年の8月-11月あたりに直接、会えるかもしれないし、会えないかもしれない。行為の実現の約束が難しい今だけれども、PARADISE AIRではとりあえず時間と部屋を空けて、音楽でも聴きながら待ってみますね。
*このコロナ禍で、私たちPARADISE AIRがあなたと並存する時間と場所を捉えるヒントになった本です。出版されているのは日本語版のみなので、応募にあたっては、本を読まずに想像力をふくらませてみることも歓迎します。
PARADISE AIR
宮内芽依





