ロングステイ・プログラム 2024-25
オープニングトーク
日時:5月17日 (土) 15:00 – 17:00
場所:アートスポットまつど
滞在アーティスト:キラル、ワンタニー・シリパッタナーナンタクーン
通訳:田村かのこ
懇親会
日時:5月17日 (土) 17:30 – 20:00
場所:PARADISE AIR 5F ラウンジ
ロングステイ・プログラム 2024-25では、松戸での滞在生活が始まったキラルとワンタニーそれぞれが自己紹介を行ない、松戸での滞在制作について考えていることを共有するトークイベントを開催しました。二人が今回取り組むテーマについて、それぞれの興味や目標を紹介しました。
キラルは「日本での交換留学中にジェームズ・タレルの《バックサイド・オブ・ザ・ムーン》(1999年・直島)に出会い、暗闇から光を知覚する体験を通じて自ら恐怖も希望も生み出せると気づき、アーティストを志すようになりました」と自己紹介。今回のPARADISE AIRでの滞在では、中世の宇宙図が日本のパチンコ台に似ている、という気づきからリサーチと作品制作を始めています。パチンコを現代の地図や未来、空間認識のメタファーとしてとらえ、短編の映像を制作するつもりです。映像には松戸の日常風景や地元の方々との対話を取り入れたいと考えていて、出演者や日本語ナレーションの協力者を募集しています。
ワンタニーは自身のアート制作について、「20年前に家族と住んでいた団地からタイ政府の決定により立ち退かざるをえなくなった、という個人的な体験が大きく影響している」と話しました。家を持つことの意味、所有という重荷、法律や権力によって住まいが影響を受けることに大きな関心を持っています。今回松戸では、空き家を『ポリシー・ゴースト(制度の亡霊)』と呼び、建物としては存在しても、目に見えない制度や事情(相続税や家族問題など)によって人の生活から切り離されてしまった状態としてとらえてみます。「空き家になった経緯や社会的な背景を深く理解したい。今はリサーチ段階で、松戸を歩いて観察し、作品の形を探っています」と話しました。
そして、トークイベント後はPARADISE AIRに会場を移して懇親会を行ないました。
アーティスト二人の出身地にちなんで、食事はタイカレーとベルギーワッフルを、ビールはNINJA(日本)とChang(タイ)とMartin’s IPA(ベルギー)を用意しました。それぞれの故郷を感じられるフードとドリンクを囲んで、楽しく交流が行われました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
ビール提供:NINJA、株式会社池光エンタープライズ