Let’s 体験!2022

-, Day1: 10:00〜15:00 Day2: 16:00〜19:30
PARADISE AIR ラウンジ・坂川
Photo of the article

PARADISE AIRは、環境や多文化共生、まちづくりなど様々な​​ボランティア活動を通して自分のやりたいことや可能性を見つけるNPO法人まつどNPO協議会主催の「Let’s体験!!2022」と連携し、今回3年振りに中高生を迎え2日間を通して様々なアクティビティを行いました。
今回のテーマは「松戸に訪れる海外からのアーティストと交流しよう!」。英語でコミュニケーションを取ることに興味のある子やアートについて関心のある子などそれぞれが目的をもって参加してくれました。

 

1日目は自己紹介、PARADISE AIRについての説明と互いを知るところからスタート。そして現在PARADISE AIRに滞在中のスペインからのアーティスト、ノラ、マイテ、mawaの3人が合流し、アイスブレイクとして絵の伝言ゲーム。言葉を使わず絵を通したコミュニケーションで参加者同士はもちろんのこと参加者・アーティスト・PARADISEスタッフみんなの距離が縮まりました。
午後からはアーティストそれぞれがどのような関心や考えの変化をもって現在作品作りをしているかのプレゼンテーションを行い、彼らが制作を行っているスタジオも見学しました。直接話を聞き、作品に触れて迎えた1日目の締めくくりとして、自分が感じたことや疑問に思ったことを自分の言葉にしアーティストに伝えるアクティビティを行いました。「なぜアーティストになりたいと思ったのか。」「作品の材料(髪の毛)はどこで手に入れたのか。」「作品制作にかかる時間は?」など大人になるほど少し躊躇ってしまうような真っ直ぐな質問をしていることがとても印象的でした。

 

2日目である8/10は献灯まつりの日。松龍寺の近くを流れる坂川に沿って行灯や提灯を並べたりとうろうを流し、自然の恵みや坂川を開いた先人たちに感謝の気持ちを表すこのおまつり。意外にも参加者の皆さんはほとんどが初めての参加であり、とうろう流しで流す灯籠を1人ずつ制作しました。夏の思い出や平和への祈りなど何を使って描くか、何色で描くか、どんな塗り方で描くかなど色々考え、こだわりながら形にし、みんなの思いをのせた灯籠が坂川に流れていきました。
そして最後にはノラ、マイテ、mawaの3人の一声でみんなで一つの大きな灯籠を急遽作ることに。限られた時間の中で完成させるためみんなで分担協力し「パラダイス/ PARADISE」と書かれた巨大な灯籠が出来上がりました。残念ながら実際に流すことは叶いませんでしたが、「計画を立てて作品づくりをすることが多いが、今回のように急な思いつきで作ることもあります。そういう時に手を差し伸べてくれる人たちがいることはとてもありがたいことです。今までで一番のチームでした、ありがとう。」とmawaは語り、予定にない中で中高生たちとアーティストたちの繋がりが生まれる様子はとても素敵でした。

 

二日間という短い時間ではありましたが、自分の感じたことを絵として表現すること自分の言葉にして伝えることに一生懸命取り組む姿がとても印象的でした。松戸市には美術館がありません。そんななかで今回PARADISE AIRに訪れまちの中でアートやアーティストと触れ合う今回の体験が一つの興味の扉を開いてくれたらと思います。

インターン:渡辺葉奈

2022.08.22

PEOPLE